いなべ市のシンボル 藤原岳
生態系保全プロジェクト
藤原岳 生態系保全プロジェクトは、地域企業・いなべ市・大学が連携した産官学プロジェクトで、
いなべグリーンインフラプロジェクトの一環として実施しています。
石灰岩地帯特有の希少な動植物が生き付く藤原岳は今、二ホンジカの個体数増加等の影響で環境の変化にさらされています。
地域の皆さまや、多くの登山者から愛される「地域資源」である藤原岳を持続的につないでいく方策を創り上げていきます。

藤原岳 生態系保全プロジェクトとは?
藤原岳は、石灰岩地帯特有の希少な動植物が生息する自然が豊かないなべ市の中でも、重要は自然環境のひとつです。しかし、当初は一面がササ原であった山頂付近は、数十年前から衰退がはじまり、今ではほとんど見られない状態となっています。その原因の一つとして考えられているのが、二ホンジカの個体数増加と植物への食害です。
多く方の力により、希少な動植物が保全されてきた藤原岳ですが、今回は主に山頂付近での「防鹿柵(ぼうろくさく)」設置による植生の復活、その経年モニタリングから持続的な保全のあり方を検討します。
藤原岳の豊かな自然環境を守ることは、希少な動植物の保全や植生の復活だけが効果ではありません。山肌の植生は土壌に根を張り巡らせることで、土砂の流出を抑え、甚大な斜面崩壊や土砂崩れなどの防止、雨水や湧水の保水・治水力向上による下流の洪水調整などの地域の防・減災にも寄与します。
私たちはそんな藤原岳を、自然環境が持つ多面的な機能を活用した”地域の資本”である「グリーンインフラ」や「NbS(Nature based Solutions)」と捉え、藤原岳の生態系保全を起点とした持続可能な地域づくりを考えます。
防鹿柵設置場所MAP

今回のプロジェクトでは、山頂付近の3地点に4m×4mの防鹿柵を3つずつ、計9つ設置します。植生調査やモニタリングについては、この3地点付近で実施します。設置やモニタリング調査に際しては、公的な許可の下、安全やマナーに配慮し執り行います。
各地点の変化や日々のモニタリング調査のようすについては、随時更新される記事よりご確認ください!
地点A 至‐藤原岳山頂エリア
藤原山荘から藤原岳山頂に続く登山道沿いの斜面に設置。

地点B 藤原山荘エリア
藤原山荘上の二ホンジカの不嗜好性植物「テンニンソウ」が広がる草地に設置。

地点C 藤原岳登山道エリア
9合目‐藤原山荘へ向かう登山道に面する斜面に設置。

藤原岳のモニタリングをみんなで
これからも豊かな藤原岳をつないでいくため、防鹿柵の日々のようすを教えて下さい!
多くの人が訪れるからこそ、皆さんの存在が藤原岳を守る目となります。存在の確認から倒壊・損壊、シカや動物が引っかかっているなど、些細な変化でも日々のモニタリングが大切です。
モニタリング報告は、下記リンクより専用フォームから防鹿柵のようすが分かる「写真」と、情報を入力して下さい。
また、山頂や登山道中で出会った動植物のようすについては、いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」へ投稿することで、生き物たちのモニタリングが可能です。
藤原岳の生態系保全をみんなで進めましょう!

