新たなグリーンインフラ空間の創出へ
にぎわいの森 再整備プロジェクト
にぎわいの森再整備プロジェクトは、地域企業・いなべ市・市民・大学が連携した「市民参加型」プロジェクトで、いなべグリーンインフラプロジェクトの一環として実施しています。
市民の皆さんと共に施工した「ひびきの庭」を核として、にぎわいの森に自然の音や子どもたちの声、そしてこの取組が地域へ「ひびく」、そんな空間を創り上げていきます。

ひびきの庭(2026年度5月 OPEN)
皆様の投票により、雨庭が完成した広場の名称は『ひびきの庭』に決定しました!
この名称は、自然の音や子どもたちの声、そして地域へと広がるつながりを意味する「響き」に由来しています。
ひびきの庭では、雨水循環や緑の働きなど、自然が持つ多様な機能を身近に体感できます。
にぎわいの森の防災性と快適性の両立を図り、来訪者が心地よく滞在できる空間となることを目指しています。
また、再整備の際に使用した土や石は、多くの方のご協力のもと、いなべ市産のものを活用しています。

にぎわいの森再整備プロジェクトとは?
近年、気候変動の影響によるゲリラ豪雨や夏季の極端な高温、少子高齢化によるコミュニティの希薄化、担い手不足による自然の未利用化など多様な社会課題が発生しています。
そんな社会課題を解決する手法として、注目されているのが自然環境が持つ多面的な機能を活用する「グリーンインフラ」や「NbS(Nature based Solutions)」です。にぎわいの森もこのグリーンインフラのひとつとして挙げられています。
そして、にぎわいの森オープンから早5年、より魅力的なグリーンインフラ空間へと変化するための取組として、ひびきの庭の整備を中心とした「にぎわいの森再整備プロジェクト」が始まりました。
今回の整備では、主ににぎわいの森における「雨水浸透・貯留能」、「暑熱緩和対策」、「生き物が暮らしやすい空間」、「活気ある快適な屋外空間」としての機能を向上させることを目指しました。




ひびきの庭 活動記録
ひびきの庭での活動や、変化などの日々のようすは以下の記事から確認できます!
ひびきの庭 MAP

①雨庭ビオトープ
『ひびきの庭』の入口に位置する雨庭ビオトープは、雨水を貯留することで生き物の生息地として機能する空間です。大雨時には中央の雨庭へ雨水が流入する水の通り道が設計されています。
水辺を好むトンボやカエルなどの両生類が生息できる環境が整備されており、来訪者が気軽に自然を観察できる場です。
環境学習やフィールドワークなど、学びの場としての活用も期待されます。

②築山(つきやま)
『ひびきの庭』内に2箇所設置された築山は、雨庭を作るために掘り起こした土や堆肥、藁などを積み重ねて整備されています。
子どもたちの遊び場として親しまれるとともに、小高くなっているようすは空間内のアクセントになっています。
側面には季節ごとに変化を楽しめる草花が植栽されており、一年を通して自然の表情を感じられる場となっています。
築山の上からは、鈴鹿セブンの一峰「藤原岳」がよく見えます。

③雨庭
『ひびきの庭』の中央に位置する雨庭は、施設内の雨水浸透の中心です。
地表面には藤原岳産の石灰岩を敷き、雨水の浸透を早め、地中には粒の細かい砂利や藁などを盛り込み、雨水の貯留と緩やかな排水を設計しています。
雨庭の周囲には、地域内に生育する湿生植物を植栽し、地域に根差した生物多様性に富んだ空間となるようにしています。
晴れの日には、大きな石灰岩に腰かけて休憩や団らんが楽しめる、憩いの場としても活用できます!

④地域の樹木
雨庭周辺には、地域内の樹木を植栽しています。
地域の自然環境の特性や植生について学ぶ機会を提供し、環境理解を深める場としても活用されています。

ひびきの庭 再整備の軌跡
今回の整備では、にぎわいの森の「ピクニックエリア」と南西部に位置する広場を対象に、雨水浸透を早める「雨庭」や地域の樹木の植栽を、地元企業の方の持つ伝統的工法も用いつつ、市民の皆さまと共に、ワークショップ形式で進めました。
再整備ワークショップは2025年10月4・5日、13日、11月22日の計4日間行い、22日には市民の皆さまを招いた焚火イベントが開催されました。





11/22(土)の『ひびきの庭』プレオープンイベントに合わせ、施工は一先ず終了。当日のイベントでは、薪割り体験や焚火での炊き出し、様々なワークショップが開催され、200名以上が参加したイベントは大盛況でした。
にぎわいの森の効果を測定しています!
『ひびきの庭』の整備を中心とした、にぎわいの森の再整備プロジェクトではこれからもより良い空間づくり・グリーンインフラとしての在り方を模索すべく、施設内の「緑」と「人」の営みに着目し、どのような変化があるのか、効果を測定しています。
効果測定は主に以下の4つの方法で実施しています。調査を実施の際にはご協力のほど、よろしくお願いいたします。
調査結果や新たな発見、本PJページや関連記事にて随時更新を予定しています。引き続き、にぎわいの森の変化にご注目下さい!






