SIPグリーンインフラの研究チームでいなべ市現地視察会を開催しました

三重県いなべ市 ―人もまちも活力あふれるまち―

三重県いなべ市は、全国6番目のフェアトレードタウンとして認定され、地域の地産地消やフェアトレード商品の販売を通じて、持続可能な社会の実現に向けた貢献をしています。豊かな自然を活かしたアウトドア活動や農業を通じて、自然と経済活動の共存を目指す都市モデルの創造に注力しています。将来像である「人もまちも活力あふれるまち」を実現するため、市のグリーンインフラに関する取り組み全般の指針としています。

視察会概要

2024年10月2日・3日(水・木) 戦略的イノベーション創造プログラム(以下、SIP)の一環として、三重県いなべ市にてグリーンインフラとwell-beingに関する視察会を実施し、グリーンインフラの機能と生態系サービス、well-beingへの影響評価の在り方を考察し、自然資源を保全しながら地域の経済発展につなげる新たな活用法と価値付けについて考えました。

今回は、藤原岳自然科学館、ふるさとの森、Nordisk Hygge Circles UGAKEI、桐林館、いなべ市水辺の里公園自然水族館の5箇所を視察しました。そこでグリーンインフラの機能や、社会経済への影響を考えるとともに、いなべ市が推進する自然と社会の共存を中心とした取り組みの討論をしました。

今回の視察を経て、いなべ市が自然資源の保全を政策や事業に取り入れ、それを地域の経済発展に活かす、創造力豊かな取り組みが明らかになりました。SIPの枠組みでは、いなべ市の自然と共に生きるまちづくりの推進に向けて、今回の視察で得られた知見を活かし、地域社会におけるグリーンインフラの効果的な活用とwell-beingへの影響評価を進めていきます。他の地域でも応用可能なモデルを提供し、持続可能な地域社会づくりの推進に向け、さらなるイノベーションの創出を目指します。

PAGE TOP