にぎわいの森は、いなべ市役所に併設された商業施設であり、約1haの緑豊かなコミュニティ空間です。６つの店舗があり、それぞれ自然や地元の素材を扱った商品を主に提供しています。また、店舗を取り囲む森林には、多様な動植物が生息し、樹木が快適な空間を提供しています。
グリーンインフラとしての機能
にぎわいの森は、グリーンインフラとして、暑熱の緩和、レクリエーションの場、観光資源の活用など、自然の持つ多様な機能が活用されています。空間を覆う樹木は、日陰をつくり、蒸発散により周囲の気温を下げる効果があります。また、快適な環境と多様な動植物の存在は、自然と親しむ教育やレクリエーションの機会が提供され、いなべの自然を体感できる観光資源として活用されています。
グリーンインフラの主な機能
多様な動植物の存在
にぎわいの森はかつて、手つかずで放置されていた荒れた森でした。そこで、人の手を加えて、適度な樹木の伐採や新たな植栽をおこなうことで、現在では、約100種類以上の樹木や草本が育つ豊かな森林になりました。また、にぎわいの森には、年間を通じて様々な植物が開花し、それらを求めて、チョウやハチなど多様な昆虫も訪れます。
