4月13日、鈴鹿山脈の最高峰である御池岳と、お隣の鈴北岳へ向かいました。当日の天候は生憎の曇り空でしたが、雲の切れ間からは時折明るい晴れ間がのぞき、高所ならではのダイナミックな風景が迎えてくれました。
今回の調査でも、標高の変化とともに移り変わる豊かな生態系を観察することができました。まだ開花前ですが、バイケイソウが群生している様子を確認しました。野生動物の姿も各所で見られ、多様な昆虫たちに加え、ニホンジカやシマリスの存在も記録しました。さらに、石灰岩地帯特有のカルスト地形が生み出すドリーネに水が溜まってできた池の姿も目にすることができ、いなべの地質的な面白さを再確認することができました。

印象的だったのは、登山道でシマリスが姿を見せてくれた瞬間です。周囲にいた他の登山者の方々とも「あそこにリスがいましたね!」と、自然に会話が弾み、山岳調査ならではの交流が生まれていました。
今回の登山では、これまでに訪れた山々と似ている部分や、この山域ならではの独特な景観など、歩くたびに新しい発見の連続でした。改めていなべに連なる山々の奥深さを肌で感じることができ、自然環境への理解がより一層深まりました。次はまだ足を踏み入れていない「鈴鹿セブンマウンテン」の山々にも挑戦し、調査の幅を広げていきたいと考えています。
