2025年度は、いなべ市のシンボルでもある藤原岳へと特異的な生態系を調査すべく、たくさん登りました。時に涼やかな気候に身を置きながら、一年を通して四季折々の変化を感じ、歩き続けました。
今年の活動は、「いなべグリーンインフラプロジェクト」の中心となる調査のひとつとなりました。一年間で合計13回山頂へ行き、山の様子を細かくチェックしました。特に、シカに食べられてしまう心配のある低い草木の様子や、この山特有の珍しい石灰岩地に生育する植物であるセツブンソウやフクジュソウについて調査しました。登るたびに、藤原岳が抱える課題と、そこに生きる植物の力強さを感じることができました。
調査を始めた頃は、登るだけで大変でしたが、何度も登るうちに周りを見る余裕ができ、小さな芽や岩陰の植物にも気づけるようになり、自分たちの成長にも驚きました。現状を知るためのとても大切なデータが集まったのはもちろんですが、何度登っても違う顔を見せてくれる藤原岳のおかげで、山を調べることの本当の楽しさを教えてもらった気がします。
この一年で集めたたくさんのデータは、今後の研究や自然を守る活動にとても役立つ財産になりました。来年も、この美しい景色を未来につなぐために、続けて調査をしていきたいと思っています。また新しい発見に出会えるのを楽しみに、藤原岳での調査を続けていきます!


